現状の戦力分析(中継ぎ投手編)
日本代表は見事全勝でアメリカ行きの切符を手にしました。
準決勝からはバリバリの大リーガー達が相手です。
藤浪、やっぱり出番がありませんね。
もしプレーオフなら先発予定との情報もあったのですが、やはり緊迫した場面の中継ぎとなると立ち上がりに課題がある藤浪は、、、。
さて話しは変わって我らが阪神タイガース。
遂に糸井という最後のピースが打線にはまって今年の形が見えてきました。
ということで、戦力分析先日の先発編に続き、中継ぎ編をいってみたいと思います。
プロ野球において1軍に登録できる選手数は最大28人(野球協約81条2項)です。
そのうち、実際に試合に出場できるのは試合前に指名された最大25名。
おおよそですが、投手を8or9人野手を16or17人入れ、先発3人をあがりとするのが一般的となります。数を気にせず1軍で投げそうな中継ぎ陣をあげると
右投手
藤川 / 松田 / 安藤 / 歳内 / 伊藤和 / 石崎 / 桑原 /ドリス / マテオ
左投手
高橋聡 / 岩崎 / 榎田 / 島本 / 高宮
といった感じでしょうか。
という中で注目選手をまずはベテラン陣から見ていきましょう。
まずは安藤投手。
2軍での安芸キャンプで過ごす姿があまりに楽しそうなため? 掛布2軍監督から「安芸満喫大使」の称号を与えられていました。
それを「うまいこと言いますね」と切り返すゆとりがあるところをみるとおそらく今年も順調なのでしょう。
年齢的には引退も視野に入ってくる今年で39歳のベテランは今年も阪神投手陣の屋台骨として活躍してくれるでしょう。
続いては高橋聡
昨年中日からFA移籍の左腕は貴重なサウスポーとして開幕から54試合に登板。
3勝1敗20ホールド、防御率3.76という成績を残しました。
なによりも現在WBCで大活躍中の筒香キラー。
昨年は通算で6打数無安打に抑えています。
今年も大事な場面での登板が多くなるでしょう。
なんにしても彼の経験値は阪神優勝にはかならず必要になります!
そして我らが藤川球児!
火の玉ストレートのレジェンドも今年で37歳です。
全盛期の面影をどうしても重ねてしまうのですが、ストレートはまだまだトップクラス。オープン戦も3試合連続で無失点で状態はあがってきています。
今年は最初から中継ぎのポジションで調整していましたので、まさに球児にとってはいつもの調整。
今年は去年以上の活躍を期待できるでしょう!
そして中堅達からは榎田です。
2軍安芸ではキャンプMVP。昨年は35試合の登板で防御率4・31に終わってしまいました。1年目に33ホールド、2年目に21ホールドをあげた本来の輝きを取り戻す年にして欲しい。
先発、中継ぎどちらでも柔軟に対応できる選手だと思います。
掛布2軍監督にサビを落としてもらった名刀を存分に振るう2017年にしていただきたい!
育成から這い上がって来た男は、原口だけではありません。伊藤和です!
右肘を痛めた2013年入団2年目にして育成落ちした男は、150キロの直球を取り戻しました。
育成に落ちた当初はストレートが140キロを下回る数字しか出せず、ここで終わるのかなと思ってしまいました。
しかし2014年、二軍投手コーチ・久保康生の指導でフォーム改造に着手しストレートは140キロ後半まで戻ると、昨年1軍で152キロを投げる程に回復。
もともとはこの150キロを超えるストレートと縦のキレのあるスライダーなどでプロ入りした選手です。本来の姿を取り戻したこれからがいよいよ勝負です!
若手からはこの人、岩崎です!
背中の張りで、開幕危ぶまれましたが先日復帰登板しています。
昨季は先発で13試合に登板。
一軍の左腕救援陣に故障者が続出したこともあり、9月中旬から中継ぎ要員に転向。
転向後の救援登板では好投を連発してくれました。
今年は本格的に中継ぎへ挑戦。
制球力、球持ちのよさ、伸びる直球、内角をつく大胆さ、加えて大きな特徴のポーカーフェースは全てにおいて中継ぎ向きなのではないでしょうか。
中継ぎ左のエースとしての大活躍をお願いします!
続いて右の中継ぎエース候補は松田遼馬
2016年は、キャンプ中の故障が影響し出遅れるも7月に一軍昇格を果たし、22試合の登板で防御率1.00、被打率は.156と抜群の安定感を披露しました。
とにかくマウンド度胸は満点。まさにクローザー向きです。
2013年には17登板試合(18イニング)連続無失点記録もありました。
怪我さえなければ、1年間フルでチームに必ず貢献してくれます。
中継ぎエース候補から、候補がとれる1年に。
素材は充分すぎる程充分です!
最後は石崎
昨年は前半10試合に登板し防御率1.68と活躍を続けたんですが、「野球生活では初めて」という右肘痛(インピンジメント症候群)を発症し、発症翌日に出場選手登録を抹消されてしまいました。
入団直後のキャンプでは江夏豊氏も絶賛した右腕です。
しかし最速155キロの直球を持ちながら、制球に苦しむ悪癖を持ち合わせます。
直球の力強さは間違いないんです。
今は出場機会を増やすため2軍にいますが、必ず1軍戦力として戻ってくるでしょう。
中継ぎ陣はなにより若い力に伸びてきて欲しい。
先発陣は豊富なだけに、しっかりとした勝利の方程式が確立できれば優勝は見えてきます。
マテオからドリスへの8回9回がほぼ確定だけに、そこにつなげる中継ぎ陣が重要になります。
ブレイクする可能性を秘めた選手も多々います。
開幕ベンチ入りは誰になるのか?
振るいが始まったオープン戦は明日は名古屋で中日戦です。
中継ぎの活躍にも期待して、明日も頑張れタイガース!
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